•台湾歴史博物館 提供

地球上で最大の大陸(ユーラシア大陸)と最大の海洋(太平洋)が接する場所に、神秘的な島国が二つある。北にある島は四季がはっきりしていて、富士山を最高峰とする日本であり、南にある島は気候が暖かく、玉山を最高峰とする台湾である。両国の間では、東シナ海を挟んで、文字での記録よりずっと昔から様々な交流があった。文字で記録が残された最古の文書によれば、少なくとも四百年前から、両国は文字をとおしてお互いを描写し合い、各時期に色々な形式で様々な内容の記録が残された。日本人は台湾の漢民族と原住民について、そして台湾人は日本からやってきた官僚や百姓について、それぞれ異なった記録をしている。異民族の記録はまるで鏡に映されたイメージであるかのように、台日は相手の書き写しをとおして己のアイデンティティを認識し、自分自身の特質を理解し、またそれぞれ各自で想像したのである。しかし、こういった記録も時には歪曲されたり、異なったものとして表現されたりすることがある。このエリアには、文学者によって創作された詩や歌、小説もあれば、船長や政治家・人類学者らによって書かれた随筆の作品もある。真実のものから虚構のものまで、内容は賞賛、風刺また恋愛、感傷的なものなど多岐にわたって網羅されている。

展示会 Exhibition